はじめに
今回は『ウィンドウの切り替え』ショートカットをご紹介します。
この技、使いこなすとかなり便利な上に、これを知らない人がみるとものすごく作業が早くてカッコよく見えるお得なワザとなっています。
是非マスターしてください。
『ウィンドウの切り替え』とは?
それでは今回扱うウィンドウの切り替えとはどんなものでしょうか?
まずは実際にやってみるのがわかりやすいと思います。
いくつかウィンドウを開いた上で次のショートカットを試してください。
ショートカットキーは
『Alt』+『Tab』です。
『Alt』キーを押しっぱなしにしながら『Tab』キーを ちょこん と押す形です。
2つのウィンドウを行き来しよう
先ほどの操作を行うと、開かれている(最小化されているものも含む)ウィンドウが、順々に入れ替わっていくことになります。
例えば、Windows Edgeのブラウザと、Excelの2つのウィンドウが開いている状態で、Alt+Tabを行うと、EdgeからExcelへアクティブウィンドウ(現在触っているウィンドウ)が切り替わります。その状態で再びAlt+Tabを行うと、今度はExcelからEdgeにアクティブが切り替わります。
このように『Alt』キーを押しながら『ちょこん」と軽く『Tab』キーを押すと、2つのウィンドウを行き来することができます。
上手に見えるコツとしては操作をすばやく行うことです。すなわち
①『Alt』キーを押す
②『Tab』キーを押して離す
③すかさず『Alt』キーも離す
この操作を一瞬で行うことで瞬時にウィンドウを切り替えることができるのです。
なお、この方法は2つのウィンドウを行き来するときの方法になります。
切り替え対象を増やしてみよう
ではいくつもウィンドウが開いている場合で、特定のウィンドウをアクティブにしたいときはどのようにすればよいでしょうか?
まずは2つのままでも構いませんので、先程示した手順の②『Tab』キーを押して離す の後、③すかさず『Alt』キーも離す をしない、つまり、『Alt』キーは押したままにしてみてください。
すると
このような画面が見えると思います。
この状態(=『Alt』キーは押したまま)で『Tab』キーを何度か押してみてください。ウィンドウが切り替わる様子がよくわかると思います。
次に開いているウィンドウの数を増やしてみるとこういうことになります。
4つのウィンドウが開いている場合、『Alt』+『Tab』で上の切り替えビューを表示させたのち、『Alt』キーは押したままにして『Tab』キーを複数回押すと図のようにアクティブが切り替わっていく様子が見られると思います。
このように『Alt』キーを押したまま『Tab』キーを任意の回数押すことで、特定のウィンドウをアクティブにすることが可能です。
なお、『Tab』キーを押すところを『Shift』+『Tab』キーを押すことで図の矢印の逆向きに進むことも可能です。
(『Shift』キーはよく逆向き操作を行う場合に使用しますね)
これらの操作をスムーズに行うことができるようになれば、ずいぶんとスマートなPC操作に見えますよ!
活用場面
ではどんな時に使うかを考えてみましょう。
とはいえ、単純に『高速でアクティブウィンドウを切り替えられる』わけですからその価値はわかってもらえると思います。
『いかにキーボードから手を放さずに作業できるか』が大事ですからね。マウスをもってそのウィンドウを触りにいく行為こそが無駄なわけです。
簡単な例では『Excelで作成したグラフをWord文書に貼り付けしたい』というシチュエーションなどが想定できます。この場合、
①Excelでグラフをコピー
②『Alt』+『Tab』でWordに切り替え
③貼り付け
というようにマウスに触ることなく作業が完遂できます。コピーした後に最小化してあるWordのアイコンを触るためにマウスを持つな、ということです。
この記事を見ている方ならば大丈夫だとは思いますが、コピーは『Ctrl』+『C』、貼り付けは『Ctrl』+『V』ですね。最後までマウスに触る必要はありません。
もしコピーや貼り付けのショートカットを知らない方は下の記事をチェックしておくべきですね。
このように2つ(以上)のウィンドウを対象として操作するような場合にマウスを持たず、高速で切り替えられることで作業がスムーズにできる、そんなショートカットです。
おわりに
今回は『Alt』+『Tab』で行える高速アクティブウィンドウ切り替え術を紹介しました。
使い始めて慣れだすとこの重要さに気付ける、そんなショートカットです。
ご存じなかった方はぜひ今日から使っていってくださいね。