頭脳王2020の感想と問題の振り返り

はじめに

2020年2月14日に放送された、頭脳王の個人的感想や、一部の問題の振り返り記事です。

内容に関しては、私個人の勝手な意見や推測などを多く含みますので、それらをご了承頂いた上でご覧ください。

また当然ながら結果についても触れていますのでご注意下さい。

今回の感想

結果についてなど

ここ最近は毎年放送されている頭脳王ですが、今回は2連覇中の『東大医学部の神脳』の肩書を持つ げんげん こと河野玄斗さんの番組史上初となる3連覇がかかった回でした。

一昨年、昨年と圧倒的な強さで優勝しており、今年もほぼまちがいなく優勝と予想していましたが、結果は昨年も優勝を争った『京大医学部の賢者』木戸直人さんに決勝戦の延長戦の末、惜しくも敗れてしまいました。

画像元:頭脳王
画像元:頭脳王

優勝が決まった最終問題、げんげんは5問を瞬間的に判断する系はあまり得意じゃなさそうですね…。今回も放送されていた2回とも間違えていたし、過去の放送でも間違えていたシーンを見た記憶があります。

私個人はげんげんのファンみたいな部分があるので残念ではありましたが、互角の決勝戦は見ていてとてもアツい素晴らしい試合でした。

これまでの中でも最高レベルの見ごたえのある決勝戦をありがとうございました。

ヤラセとかなんとか

この手のクイズ番組ではよく言われるやつですね。

どういうのを『ヤラセ』というのか次第だとは思いますが、私の意見としては答えを見せたりするようなレベルのことはやっていないだろうと思います。

多くの視聴者レベルからすれば『こんなのわかるわけない』みたいな問題も多いとは思います。

でも実際は、計算問題でよくある『難しそうに見せているだけで、実は公式に当てはめるだけ』みたいなかなり容易な問題であったり、毎年ほぼ同じようなパターンで出題されるのでいわゆる”対策”ができる問題が多かったりと、参加者たちからすればだいたいが『解けない問題ではない』んです。

(何なら予選でも本戦で使うような問題が出されるのでそれも対策できるらしいです)

もともと賢いこの人達が、出題傾向なんかをちゃんと振り返って対策してくるんですからそりゃぁ視聴者をびっくりさせるような内容になるわけです。

あと、番組自体は2時間ですけど収録自体はかなり長い時間やってる(話によると10時間以上とかなんとか)ので、いい感じに『魅せ』られるシーンを選んで流してますし、間違える場面なんかはカットできますしね。

なんなら思考時間も切って短く見せたりしてるわけですけど、まぁそのへんは TV show ですからそんなもんでしょう。

あとは参加者の得意分野なんかは予め把握した状態で出題しているので、それぞれの参加者がいい感じになるように問題の順番とかカテゴリなんかは制作サイドがある程度手を加えているとは思います。

こんなのアラビア語を理解している事がわかっている『語学王』にしか解かせる気ないでしょ…w (画像元:頭脳王)

あ、繰り返しますが個人の意見なのでご注意くださいね。

問題の振り返り

昨年の頭脳王も一部の問題のタネ明かしみたいなのをしましたが、今年も一部の問題だけ抜粋して振り返ってみようと思います。

頭脳王2019の問題を考えてみた

積み上げブロックの体積計算

画像元:頭脳王

初めて見る人がいれば「これやらせでしょ」って思っちゃうんだろうなぁってタイプの問題です。

多くの方は知ってると思いますが、毎年出てる『いつもの』です

今年は番組中にげんげんが解説してましたが、簡単に計算できるように規則的に並んでいるので必要なとこだけ数えればただの掛け算になります。

画像元:頭脳王

今回は9個ずつで10段なので 9 × (1+2+3+……+10) = 9 × 55 個

一個あたり 8 cm3 なので 9 × 55 × 8 をやるだけです。

ちなみにこの掛け算をあのスピードでできるのは純粋に計算力ですので、まぁ知っていたところで勝てないです。

げんげんの計算スピードは本人曰く『そろばんガチ勢以外には負けない』レベルらしいです(放送後のYouTube Liveより)。

上の計算式だけでよくわからない人は昨年の解説のほうがちょっとだけ詳しいのでそちらを見てください。

解答:3960 cm3

文字化け解読

画像元:頭脳王

文字化けなんて読めるの?と思われた方も多いのではないでしょうか。

これに関してもカラクリがあって、当然ながら文字化けも一定の規則に従って表示される文字が決まっていますので、『推測して読みやすい』文字化けの文章を作ることはできるわけです。

よく見るとなんか似たような文字が並んでいると思います。

画像元:頭脳王

これらの部分は少なくとも同じ文字が使われているわけですね。

あとはこれが『何かのフレーズ』であるというところから、こういった構成のフレーズを思い浮かべられるかどうかだと思います。

ぶっちゃけルールが想像できても思いつけるかどうかのポイントがかなり難易度高いと思います。

そのへんが正解者 2/4 というところにも現れていますね。

なお文字化けはQuizKnockで過去に扱われたテーマであり、QuizKnockのふくらPが頭脳王の問題制作に協力していることからも、着想元はそこだと思います。

(QuizKnockで扱われた特殊なジャンルは過去の頭脳王でも出題されています)

解答
雨ニモマケズ風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ

15パズル早解き

画像元:頭脳王

これも『いつもの』なわけですが、今回は1秒で解いていましたね。

よく見るとスタート時点でほぼ完成していることが見てわかります。

あとは開始までにほんの数秒だけ盤面を見れるので、その間にどう動かせばいいかを瞬間的に判断できるかどうかだと思います。

とはいえ1秒で動かせるのは相当すごいと思いますが、毎回出るぶん対策がしやすいので『凄い』ことがやりやすい問題なんでしょうね。

もし太陽がなくなったら…

画像元:頭脳王

頭脳王の計算問題は基本的に『簡単』なものが多いです。

高校生なら普通に解ける教科書レベルのものですが、それを大きな規模感で問題にしたり、問題文を画面いっぱいにびっしり書くことで『なんだかすごそう』な雰囲気を作っています。

ついでにきちんと読まれると、ある程度の人には難しくないことがすぐにバレてしまうため、問題は一瞬しか見せてくれませんね。

この問題は要は『水とお湯を混ぜたら何℃になる?』を規模感を大きくしただけの問題です。

-123.3℃

東京からフランスにボールを蹴る

画像元:頭脳王

こちらも物理の基本問題でしょう。

(もはや公式なんて覚えてないから調べたのは内緒ですが)

実際の制限時間がどの程度かはわかりませんが、計算問題に関しては、幅広い分野の基本的な問題をササッと判断して解けるかどうか、を問われる番組ですね。

時速 35280 km

富士山サイズのサニブラウン選手が地球一周

画像元:頭脳王

これは比率だけで考えられるのでとくに易しい問題ですね。

長い戦いを経て、疲れ切ったところでもケアレスミスなく計算できるかということだけだと思います。

昨年はマラソンの大迫選手が原子サイズになったと仮定する問題が出題されたので、それと同じような問題が出したかったのでしょう。

33分14秒

おわりに

以上、今年の頭脳王を簡単に振り返ってみました。

『頭脳王』を掲げているに対策できるような問題構成、難しく見せるだけで実際は容易な計算問題、など批判的なコメントも随所で見かけますが、どちらにせよ本人たちの努力があるからこそ、こういった知力の殴り合いが見られるわけで。

参加者のみなさんへの敬意や賞賛の気持ちは忘れずにいたいですね。

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