【Excel】オートフィルを活用して楽をしよう!


はじめに

今回は『オートフィル』と呼ばれるExcelの機能を紹介します。
基本中の基本の操作となりますのでほとんどの方はご存知のものと思いますが、もしオートフィルを使いこなせていない方は本記事を参考にしてください。

オートフィルとは

『オートフィル』とは、オート(自動:automatically)でフィル(埋める:fill)することです。
つまり『自動で埋める』ことになります。

まぁどういうことかを言葉で説明するよりも、例を出すほうがわかりやすいと思いますのでそうしましょう。

オートフィルってこんなもの

まずA1セルに『1』と入力します。

A1セルを選択すると枠の右下隅に■マークが出ます。

ここをドラッグして下に引っ張ると、

それだけで引っ張ったところまで『1』が入力されました。
(A16まで引っ張った例です)

また、ここから右下に出現したこのマークに注目します。

クリックすると、

こんなメニューが出てきます。
『連続データ』を選んでみましょう。

今度は1~16までの数字が並びました。

まとめると、

セルのコピー
元のデータと同じものが入力されます。

 

連続データ
元のデータと連番になるように数字が入力されます。

こういうことになります。

このオートフィルを使えばもっとたくさんの数字を入力しなければならない場面でもかなり楽ができますね。

1つ飛ばしにしたいときは?

先程は1、2、3、4、……というような連番について説明をしました。
それでは1、3、5、7、……というように1つ飛ばしで入力したい場合はどうしましょうか?

まず1と3だけ入力します。

この2行分をまとめて選択して、

先程と同様に■を下に引っ張ると、

希望通り1つ飛ばしでオートフィルできました。

このように「こういうルールでオートフィルしてね」と示してやって、その部分をまとめて選択してから■を下に引っ張ると良い、ということになります。
今回は1と3をまとめて選択したことで、ここから並び順のルール(1つ飛ばし)を読み取って、そのルールでオートフィルしてくれたわけですね。

同様に10、20と入力して、まとめて選択してオートフィルすると10飛ばしの数列が入力されます。

数字以外もオートフィルできる

例えばこんな場合、

『4月1日』、これをオートフィルするとどうなるでしょうか。

日付が連続で入力されました。

じゃぁこれはどうなるでしょうか。

『月』。これをオートフィルすると

曜日とみなして入力してくれます。
便利ですね。

関数だってオートフィルできる

こんな場合を見てみましょう。

A列、B列に適当な1桁の数字が入力されています。
C列にその和を求める『SUM』という関数が入力されています。
『C1=A1+B1』を表していますね。

このC1を先ほどと同様に下までオートフィルしてみましょう。

このようになります。

きちんとできていますね。
C2=A2+B2
C3=A3+B3
というように行が変わればそれに対応して計算対象の行も動いてくれます。
こういう仕組みを『相対参照』といいます。
計算結果を表示するセルが下に動くと、計算対象も下に動く ということですね。

ちなみに今回の場合はC1を選択して、■を下までドラッグするのではなく、■をダブルクリックしても同様の動きになります。
ダブルクリックすると、コンピュータが勝手にどこまでオートフィルするかを判断して実行してくれるのです。
今回はA列、B列がともに8行目まで入力されているので、そこから考えて『8行目までオートフィルすればいいんだな』とコンピュータが判断できるというわけです。

そのため、今回のようにとなりに計算対象の行がある場合は■をダブルクリックのほうが楽に対応できるでしょう。

ルールを示してオートフィルする方法

最後に、ルールをきちんと示してオートフィルさせる方法をご紹介しましょう。

今回の例は『2018/1/1』から『2018/12/31』までを入力する例にします。

まぁまずはA1にスタートの値を入力しましょうか。

このA1を選択した状態で、上のメニューにある『フィル』というのを選択します。
『ホーム』タブの中にあります。

そしてその中の『連続データの作成』をクリックします。

メニューが出てきます。
今回は『列』に『日付』で『1日ずつ』の刻みで『12月31日』まで入力したいので以下のように入力します。

OKを押すと、『2018/12/31』まで一気に入力されます。

やったぜ。

この機能を使うと例えば1から10000までの連番を作成、なんかも簡単にできますね。
活用していきましょう。

おわりに

今回は基本中の基本、『オートフィル』に焦点を当てて基本からしっかりと説明を行いました。

必須の知識となりますので必ず使いこなせるようにしておきましょう。

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