はじめに
2019年10月に発売されたAirPods Proですが、11月に購入し、約2ヶ月使用してみました。
結果、最高なイヤホンであるという結論に至ったので、ここに使ってみた感想を残そうと思います。
AirPods Pro について
私にとっては初の AirPods
AirPods は Pro が発売される前は第2世代のモデルが販売されていました。


皆さんよくご存知であろう『うどん』と形容されることが多いこちらのモデルですね。
私はカナル型のイヤホンを好んでいるため、こちらの形状の AirPods にはあまり魅力を感じませんでした。
そのためこちらのタイプは使ったことがありません。
しかし、2019年10月に発売した AirPods Pro は私が好きなカナル型であり、またノイズキャンセリング機能を備えていた点に惹かれ、試してみたいと感じました。


形状も以前の”うどん”ほど長くなく、比較的カッコよくなったと思います。
AirPods と Pro は何が違うか
主な違いを以下の表にまとめました。
AirPods Pro | AirPods | |
---|---|---|
価格(税別) | ¥27,800 | ¥17,800 ¥22,800 *1 |
形状 | カナル型 | インナーイヤー型 |
最大再生時間 | 4.5 時間 *2 | 5 時間 |
ケース込再生時間 | 24 時間以上 | 24 時間以上 |
ワイヤレス充電ケース | ○ | ○ もしくは ✗ *1 |
耐汗耐水性能 | ○ | ✗ |
アクティブノイズキャンセリング | ○ | ✗ |
外音取り込みモード | ○ | ✗ |
情報ソース:apple 公式
- ¥17,800 のモデルはワイヤレス充電ができないケースで、¥22,800 のモデルはワイヤレス充電が可能。
- アクティブノイズキャンセリングまたは外音取り込みモードをONで使用した場合の数字。OFFの場合は 5時間。
こちらの表を見ればわかるように、価格は Pro のほうが高いですが、Pro にしかできないことがいくつもあります。
通常の AirPod の価格は 17,800 円で、ワイヤレス充電ケース(Qi充電ができるもの)にすると + 5,000 円、さらにそこに +5,000 円で Pro にできる、というイメージでしょうか。
Pro はワイヤレス充電可能なモデルしかありません。
結論としては、アクティブノイズキャンセリングと外音取り込みモードがとても良いので、この価格差であれば AirPods Pro 一択です。
今から普通の AirPods を買う選択肢は無いに等しいと思います。
それをふまえて、ここから AirPods Pro のレビューを書いていきます。
使用感レビュー
ノイズキャンセリングについて
AirPods Pro の最も特徴的で優秀な機能の1つです。
ノイズキャンセリングとは、要は外の騒音のようなものを打ち消すような機能のことです。
画像の位置のマイクで外の音を拾い、それをキャンセルするような逆相の波を発生させることで、外音が耳に届かないようにしてくれます。


まぁわかりやすく言うと、このノイズキャンセリング機能のおかげで、外が少々うるさくてもそんなに気にならなくなる、ということです。
これによって勉強の時に外の音が気にならなくなったり、音楽自体の音量も無理にあげなくて良くなるので耳にも優しかったりといったメリットが得られます。
けっこう YouTube のレビューなんかを見ていると「外の音が全然聞こえなくなった!」みたいな表現をしているレビューを見ましたが、さすがに全く無音になるなんてことはありません。
あくまで『騒音が軽減される』というレベルではありますが、これが思った以上に快適です。
私は先程言ったような他所での過度に評価するレビューをいくつか見たあとで、このノイズキャンセリングを経験したので、最初は「あれ、こんなもんか」というのが正直な感想でした。
しかし、数日使ったくらいのところで、その良さがだんだん実感できてきて、今ではこれ以外のイヤホンを使用するのはちょっと考えられない、という所まで来てしまいました。
なお、他のメーカーからもノイズキャンセリング機能をもったイヤホンは販売されていますが、ノイズキャンセリング機能に関しては、AirPods Pro がナンバーワンである、というふうにレビューしている人ばかりでした。
なので、ノイズキャンセリング機能に魅力を感じているならば、AirPods Pro を選択するべきだと強く推奨することができます。
ノイズキャンセリングモードで外を歩くのは危険?
車の音が聞こえにくくなるので、ノイズキャンセリングをONにしたまま外を歩くのは危険であるというふうに言っている人が多くいます。
たしかに交通量が少ない通りで、もともとあまりうるさくないようなところなら多少危険なのかもしれません。
しかし、個人的には(結構うるさい場所を歩くことが多いので)適度に騒音が軽減されて丁度いいくらいに感じます。
このあたりは周りの騒がしさの程度にもよるかなと思いました。
外音取り込みについて
もう一つの優秀な機能です。
こちらはノイズキャンセリングとは逆に『外の音をより取り込んで耳に届ける』機能です。
これによって、イヤホンを耳から外さなくとも、まるで外したときのようなレベルで外の会話などが聞き取れるようになります。
これもまたノイズキャンセリングと並んでめちゃめちゃ評価されています。
すごく大きな音で再生していない限りは、音楽を流しながら外の音を聞くこともできるようになります。
ノイズキャンセリング状態で人と会話するのはなかなか難しいので、話しかけられたらこちらのモードに切り替える、というかんじで使うことができます。
モードの切り替えについて
AirPods Pro のモードには3種類があります。
- ノイズキャンセリング
- 外音取り込み
- なにもなし
基本的にはノイズキャンセリングか外音取り込みのいずれかを使用すると思います。
これらのモードは、イヤホンの画像の棒状の部分を1秒ほど長押しすることで切り替えが可能です。

たったこれだけで可能なのですごく簡単です。
スマホの画面を見る必要もありません。
(もちろんスマホの音楽再生画面などから切り替えることもできますが)
『なにもなし』モードにはこの長押しでは切り替えられませんし、そもそもせっかくの優秀な機能を使わない意味もないので、基本的にはノイズキャンセリングと外音取り込みの2つのモードを切り替えて使用することになります。
ちなみに『なにもなし』モードで利用すると、イヤホンの充電が30分だけ長持ちしますが、それだけのためにどちらのモードも利用しないのはむしろデメリットが大きいでしょう。
音質について
AirPods Pro の音質については『割といいけど、めちゃくちゃいいとは言えない』くらいの評価が妥当だと思います。
正直、私自身音質にそこまでこだわるわけでもなく、また「低音が〜〜〜」みたいなのはぶっちゃけよくわかりません。
なので、特にこだわりが強い人でなければ別に不満を感じることはないと思う、くらいのレベルだと思っておくといいと思います。
3万円弱しますが、それだけ高いのはノイズキャンセリング、外音取り込みモードの機能代だと思ったほうがいいです。
その他の3万円クラスのイヤホンに音質では同等もしくは負けているくらいかなぁと。
(自分ではそのレベルのイヤホンを他に持っていないので、あくまで他のレビュアーの意見を複数見た感じでの意見です)
バッテリーについて
記事の上の方に書いていますが、AirPods Pro のバッテリーの持ちは 4.5 時間程度です。
実際に使っていても、たしかにそのくらいだろうと感じます。
通常の AirPods が 5 時間なのですが、ノイズキャンセリングなどを利用しなければ Pro も 5 時間なので、バッテリー容量は通常のと変わらないレベルだと言えます。
また、このタイプのイヤホンは大体がそうですが、ケース自体が充電器となっているので、ケースにしまっておくだけで充電されます。
ケースの容量も合わせると、24 時間以上の再生ができるレベルです。
なお、イヤホンの充電が切れた場合は、ケースにわずか 5 分ほど入れておけば、1 時間再生できる程度のバッテリーが回復するので、かなりの高速充電だと思います(ソース)。
おわりに
まとめ
- ノイズキャンセリングが素晴らしい。無音になるわけではないが、これに慣れるとやめられなくなる。
- 外音取り込みも非常に優秀。外さなくとも人と会話できる。
- バッテリーの持ちは連続 4.5 時間。しかし 5 分ケースに入れるだけで 1 時間再生できるというくらいに充電はめちゃ速い。
- 音質はこだわりが強くない限り問題ないと思う。
- 今から通常 AirPods を買う選択肢はない。Pro を買おう。
あくまで私自身が2ヶ月使って思った素直な感想であり、個人の意見です。
高価なイヤホンであることは間違いないですが、十分にその価値があったと思えるものでした。
超おすすめします。
※ 本記事の画像は Apple 公式より引用させていただきました。
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